No.17 水銀ターゲット調査用遠隔操作装置

案件概要

【用途、仕様緒元、特徴など】

物質・生命科学実験施設(MLF)の中性子を発生させる水銀ターゲットの遠隔取出し用装置。

水銀ターゲットは交換、運搬時には保管容器に収納されるため調査時にはMLFの放射化機器取扱室(ホットセル)において保管容器から安全、確実に取出し、調査する必要があった。
本装置はクレーンの操作で手順に保管容器から水銀ターゲットを遠隔で取出し、取扱い可能とするための専用装置として開発した。

【写真、図表など】

試験中の様子(実際には無人遠隔操作)

クレーンで吊り降ろし中の水銀ターゲット保管装置と本装置(下部の着色部分)

本装置には特殊な回転移動機構で保管容器上部が着底時に横方向に回転移動する機能、保管容器上部・下部を手順に取り外す機能を有し、遠隔操作での水銀ターゲットを取出し、取扱い可能にしている。

適用場所、部位

物質・生命科学実験施設(MLF)の放射化
機器取扱室(ホットセル)内

受注年度、台数

2016年度、1セット(3台)

担当企業から

水銀ターゲットは詳細な調査をホットセルで遠隔操作で行う必要が生じる場合がある。これに対応し保管容器に内蔵されたターゲットをクレーンの遠隔操作で対応可能な装置を依頼された。
水銀ターゲットや保管容器は放射化しており、ターゲットを取扱うための手順や取り合いを詳細に調整し、目的に適合したものとすることができた。

事前の試験では設計どおりの機能、性能を十分に満足していることを確認することができた。また実運用においても良好に予定作業を完遂することができた。

連絡先

【住所】

〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松405  TEL:029-282-3535(代) FAX:029-282-0705

【担当者】

澤幡

【メール】

sawahata●kantogiken.com(●を@に変更して使用ください)

【URL】

http://www.kantogiken.co.jp/

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