No.1 第三電磁ホーンの製作
案件概要
【用途、仕様緒元、特徴など】
J-PARCのニュートリノ実験施設内において、標的で生成したパイ中間子を収束させるための電磁ホーンと呼ばれる装置が設置されています。
電磁ホーンは、320kA(ピーク)のパルス電流を流すことによって最大2.1テスラのトロイダル磁場を発生される装置です。
電磁ホーン本体は、内部導体、外部導体、絶縁セラミックリング及び電流導入部からなります。また、電磁ホーン本体は、水平より下向き3.637° 傾いた状態で設置しています。
【写真、図表など】
電磁ホーン装置
適用場所、部位
ニュートリノ実験施設ターゲットステーション棟ヘリウムチェンバー内に設置されています。
受注年度、台数
平成24年度 1台
担当企業から
電磁ホーン本体は支持フレームに固定されていますが、絶縁のためセラミックを介して固定され、なおかつ熱伸びによる支点の移動もスムーズでなくてはなりません。支持フレームは上部フレームと脚が冷却構造となっていて、上部フレームが冷却ジャケット、脚が冷却チューブが埋め込みとなっています。
内、外部導体及び連結フランジは電流通電の抵抗と考慮し、フランジ面に銀メッキを施しました。
連絡先
【住所】
〒317-0074 茨城県日立市旭町2丁目2番11号 TEL:0294-24-7555 FAX:0294-22-2765
【担当者】
額賀 和広
【URL】